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相次ぐギタリストの訃報 [音楽雑感]

年明け早々に、ジェフ・ベックの訃報
そして今週は、大好きなギタリスト2人の訃報が相次ぎ
わたしの頭は混乱気味、処理しきれない・・・・。
 月曜日にトム・ヴァーレイン(新聞では、バーレインと表記されていた。昔、ヴァーラインだったりも・・・。)
 
そして、昨日はマコちゃん
(西部版・北九州)の朝日新聞の訃報記事は
高橋幸宏氏のそれよりも1段分多く、大きかった。
まこちゃん2017.jpg
2017年のこの日、マコちゃんに初めてハグをしてもらった。
またライブで逢えると思っていたのに、これが最後になってしまった。
 夢にも思わない訃報
夢といえば、摩訶不思議な夢を見ていた。
 
 マコちゃんが亡くなられた日(29日)の2週間前にサンハウスのステージを観に行った夢を見ていた。
1月15日のダイアリーには
『面白い夢を見た。菊ちゃんのステージがすごくカッコ良かった。マコちゃんの影も薄くて、菊ちゃんのお腹が出てなくて若々しかった(笑)菊ちゃんキャーだった!』
と、わたしは記している。
 夢の中でのマコちゃんの存在が薄すぎて、よく思い出せないことが妙だった。そして、偶然にもその日、高橋幸宏氏の訃報を知った。
 まるで、マコちゃんはわたしからフェードアウトしていったように感じる。
 昨日の朝、新聞を開いた途端に驚きのあまり「あ゛ーー」と叫んだ相棒は、大学生の時に「ぱわぁはうす」によく通っていたり、羨ましいことに、マコちゃんがヘルメットをかぶってギターを弾いてた(アマチュア時代)、六本松の九大講堂や常連だった学園祭のステージも観て知っていたりする。そして、わたしの夢の話に「それは、虫の知らせやね」とつぶやいた・・・そうかもしれないと私も思った。
 遡ること1月7日には、福岡・天神の「ジューク・レコード」に友人(音楽家でギタリスト)と連れ立って行く夢も見ていた。ジュークはすでに閉店しているけど、夢の中ではちゃんと営業していた。
 マコちゃんとジュークの松本康さんとのつながりも含め、1ヶ月の約9日間にわたる私の夢が不思議と数珠つなぎのような状態になってしまった。
 
マコちゃんとトム・ヴァーレイン
ふたりは、全くタイプの違うギターを奏でる。
でも、どちらのギターも魅力的
 
 トム・ヴァーレインの演奏は、残念ながらステージは観たことがなく、レコードでしか聴いたことがない。当時、退廃的で官能に満ちたサウンドに身をまかせ、夢中になって聴いていた。
 落ち着いた気持ちになれたら、手持ちのレコードを聴きたい。
  
マコちゃんのことは、語りつくせない。
サンハウスのことも同様だ。
 当時、高校生だったロック少女の私(その時、クイーンのTシャツを着ていた)は、マコちゃんに、サンハウスのある曲が「"The Yardbirds"の"Stroll On"(Train Kept On Rollin)」にそっくりだ(似ている)と言ったのだ。今思えば、若さゆえ臆面もなく問いかけてしまったというか、この小生意気な小娘にマコちゃんはちゃんと返答してくれた。
 でも、そのこたえは・・・ナイショ。
若き日の想い出にぽっかりと穴が開いたような気がするけれど
いつまでも、心の中で大切にしていきたい。
 
 あの唯一無二の凄いサウンドを響かせるギターが、もう聴けないのはとても残念だ。
 
早すぎるけど、シーナ(悦子さん)が迎えに来たんだね。
天国で、愛と平和の武器(ギター)を駆使して
最高のロックのビートをいつも以上の大音量で
天上から思いっきりプレイしてほしい。
 きっと、この地上にまで響いてくると思うから! 
ありがとう!!マコちゃん
心をこめて・・「I LOVE YOU[黒ハート]
 
 ところで、以前(2021年6月9日)に「夢つながりの『ロックの日』」という記事を書いていたけど、のちに6月9日は菊ちゃんの誕生日と知った。これも、また数珠のようにつながってしまっている・・・。