マイク・マイヤーズといえば、ご存知、お馬鹿なTV放送の「ウェインズ・ワールド」のウェインのほう。
偏差値の低さを丸出しにした、愛すべきロック小僧ども~ウェインとガース、#59126;二人ともたまらなく好きです。
DVDでパック詰めされた脳天気ウェインズ・ワールドは、私のお気に入りです~
ガースが着ているロックスター・Tシャツも要注意!
『オースティン・パワーズ・デラックス』では、作戦名=「アラン・パーソンズ・プロジェクト」で不意打ちを食らい、映画館の椅子から危うく、転げ落ちそうになったし・・・マイク・マイヤーズは、油断大敵な人でもあります。
 
ところで、コメディアンであり俳優のマイクには、二人の兄(ピーターとポール)がいて、次兄のミュージシャンで著作家という肩書きのポール・マイヤーズの著書・日本語訳本が、出版されました。
早速、購入し読み始めていますが、これが凄い!面白い!
 
トッド・ラングレンのスタジオ黄金狂時代 魔法使いの創作技術 (P-Vine Books)  
 
マイヤーズ自身が、関係者をコメンテーターとして、ユニークな切り口で鋭くインタビューし、真相に(いささか過大表示)迫ったように感じ取れる力作であり、"魔法使いは真実のスター"さんの辣腕プロデューサーぶりのみならず、スタジオ録音のいきさつやこぼれ話を、細かく実証した内容となっているからです。
たとえば、『ステージ・フライト』の録音で、「The Band」のメンバーと一触即発寸前にまでなった有様を、ロビー・ロバートソンが語っている件を読むと、温厚そうなリヴォン・ヘルムが?と・・・。時間を十二分にかけて、悪く言えば"へタレかけモード"でサウンドを作っていた様子が目に浮かんでしまうと、ここでまた、フッと笑いがこみあげてしまいました。
 
ベアズヴィルのエンジニアとしての仕事ぶりからして、"この調子"なのですから・・・あとは読んでからのお楽しみということで!!。
期せずして、『棚からぼた餅』な本でもありました。
スタジオサウンド黄金期の秘密と舞台裏の話を堪能できます!。最近の出版本としては、珍しくお値段以上の価値を感じさせる、一冊。マイヤーズ兄弟、恐るべし・・・。Peter,Paul and Mary・・・もとい、Mike! 『PP&M!』