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R.I.P.Toyo Nakamura [音楽雑感]

中村とうよう氏がお亡くなりになってから、一週間が経ちました。

訃報を知ったあと、私が、中村とうよう氏を初めてお見かけしたのは、1988年1月に厚生年金会館で行われた彼の(かつて、このように表紙を飾った)コンサートだったことを思い出しました・・・。

ミュージックマガジン.jpg

 

その後、某レコード店が渋谷に開店した当日や、コンサートの会場や司会などで何度かお姿を・・・。初めてお見かけしたときは、孤高な方という印象を強く受けましたが、「インドネシア音楽祭」の司会をなさった時は、もし次回お会いする機会があったら、お話をしてみたいなと思いました。

カトリックの聖職者が独身なのは、配偶者の存在が神様より大きくなるからだといわれ、神と結婚したというように、中村とうよう氏もまた、精神的な婚姻関係を結んだ相手が音楽であり、音楽というHome(故郷)を愛し、Home(安息地)を求め、Home(家族)を築き上げて、全身全霊で愛する音楽の布教活動をなさったように思えます。そして、そのご生涯は、「音楽への殉教」ともとれました。勝手な解釈ですが、私の中では殉教者的な存在になっています。

どうぞ、安らかにお眠りください。たくさんの感謝をこめて、ありがとうございました。


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