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『寝唄をうたう』 [音楽雑感]

  フィニの『夢先案内猫』さんに「筋道のはっきりしない」夢の案内をしてもらうのもいいけれど・・・。
夢先案内猫.jpg
 メインブログに書いた、ヤクルト1000を飲まないと安眠できそうにないという「ヤクルトマジック」
 (もう、ヤク中に近いかも…)
  
 多いときは一晩に3~4本立ての夢を見て、覚えていたから疲れてた。今は思い出せないことも多々、覚えていても短編なので楽になった。
 予知夢に似たもの、見た夢が現実とつながることもある。もし、明恵上人の真似をして「夢記」ふうなものを綴ったら、ふつうの生活はできない。俗世を捨てるレベルになっただろうと・・・。
  
 ヤクルトマジックの最大効果は「寝言を言わず、静かにおねんね」できていることだった。
 
 ところが、一週間ほど前に珍事(?)が起きてしまった。
夜中に何やら唄を歌っていたという・・・。
 
 長年にわたり、毎度お騒がせな寝言(笑い出す、英語を喋るなども有)に付き合ってきた家人は「ふっーハハハッ! とうとう次の段階に入ってしまったようやね。」と余裕の発言。「曲は分からんけど、楽しそうに唄ってた」「鼻歌みたいだった」「面白かった」とのこと。
 
  夢すら思い出せないのに、寝言じゃなくて「寝唄」うたい。
 洗濯板(木製のミニサイズ)の収納場所をかえたとき、洗濯板を楽器にするのも面白いなと思ったり、カズーを吹きたいなと目論んでいたので夢でジャグ・バンドでもやっていた? アラン・ウイルソンの歌真似(鼻歌系)をしていた?(←濃厚なセン) もしや、作曲の才能が睡眠中に開花した?(←まさかね)。
 朝起きると「昨夜は歌わんかったな~」と言われる日々です。「寝唄」を期待されてもねぇ・・・。
 
そして・・・「夢の置き土産」という曲を思い出しました。
Tom Verlaine  『Souvenir From A Dream』

 日本盤のタイトルは「夢からの贈り物」とお洒落なれど、あえて「置き土産」としたい、わたくしめ。ということで、寝唄も夢の副産物(置き土産)かもしれませんね・・・。

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車のCMソング [音楽雑感]

 CMソングに「Going UP The Country(キャンド・ヒート)」が使われていたとの情報をいただきました。(ありがとうございます!)


 あった、あった~見たら思い出しました。やっぱり車を使った旅が、ぴったりという曲ですね。リアウィンドウの形が、懐かしさを感じるデザイン。映画「ウッドストック」でオープニングに流れてたことがヒントになっての採用なのかしら?。

 小学生の頃、いすゞ「ベレット」が大好きで「運転免許を取ったらベレットに乗りたい!」と思っていました。「ベレット」は「和製アルファロメオ」と呼ばれてたそうだから、ガキんちょ時代の審美眼をほめてあげたいくらいよ。

 同じくトヨタ車、ラウムのCMにマーヴィン・ゲイの「Mercy Mercy Me」が登場した時は「わーーぉ!」と、なりました。



 ホンダ ステップワゴンで「オブラディオブラダ」を歌っているのは、ユッスー・ンドゥール (買ってしまったシングルCDは未開封のままです。)

 昔よく耳にした曲がCMに起用され流れると懐かしいですね~。旧い曲もCMソングになると、若い人にとっては新曲になるんでしょうね。

先生と呼ばれるほどの [音楽雑感]

『先生と呼ばれるほどの馬鹿でなし』
なんて言葉があるけれど
 夏祭りに初参加したお母さんから「笛の先生だそうですね」と声をかけられた。お隣りの町内の子どもたちがわたしを「笛の先生」と呼んでいるというのだ。
どこからそんなデマが飛び出したんだい?
子どもたちが付けたあだ名かも?
 『先生と呼ばれるほどの笛吹きでなし』へっぽこ笛吹きなんだけど。
 
 わが町、今となっては都市伝説の「口裂け女が出た!」と、当時(1979年頃?)全国ニュース一歩手前の大騒動を起こしたことがあった。子どもたちの言ってることを真に受けちゃいけないよ~!!
 
  奮発して篠笛も新調したことだし
笛の先生のフリしてみるのも一興かも。
 
ガチャガチャの「ねぎ袋」
篠笛袋.jpg
「こねぎ」は、篠笛入れの袋に丁度よい大きさ

タグ:篠笛

Guitar Blue [音楽雑感]

Guitar Blue
ギターブルー.jpg
2週間前、米国人のギタリスト
Jさんがお亡くなりになった。
最後に会ったのが、2019年の5月だった。
 
 今思えば、その当時すでに体調は、おもわしくなかったのかなと思う。数年ぶりの再会で、話したいことはたくさんあったけど、お疲れ気味と拝察して、その時は挨拶だけにしておいたことが、心残りでもある。
 翌2020年に臓器の疾患により、移植手術を受けて順調に退院し療養も終え、ステージにも復帰していると伺い、安心していたのに・・・。コロナ禍での大手術に耐えぬき、もっともっと、ギターを弾きたかっただろうと思うと、哀しくて訃報を知った途端に、とめどなく涙があふれてしまった。
 
 Jさんと親しくなったきっかけは、新宿のレコード店で偶然、鉢合わせしたことだった。そして、わたしが案内して、六本木のレコード店へ行った。訪問先までタクシーを使うと聞いた時は、都バスで行くことをすすめて、その場所まで一緒に行ったこともあった。初体験の東京の路線バスに、子どもみたいに大はしゃぎしていた。ステージでは、まるで職人さんのようにクールにギターを弾いているのに、全く違う一面を知って、微笑ましく思えた。愛妻家で、おのろけ話も聞かされた。
 コンバースの良く似合う彼は、姿勢がよくて速歩で、「永遠のギター少年」という風貌の持ち主で、カッコ良かった。西新宿の作業服屋さんで買ったという地下足袋が、冬に雪かきが必要な自宅で大活躍しているって話してくれたこともある。
 今までも、コンバースとSOU・SOUの地下足袋シューズを履くたびに、Jさんのことを懐かしく思い出していたけれど、これからは偲ぶことになってしまうなんて・・・。
 
 ザ・ヤードバーズも大好きだと言っていた。彼は、ジェフ・ベックのギターと同じようなホワイト・ブルース(ボーカルの邪魔にならない。少しだけ控えめに感じるけど、存在感のある)ギターを奏でていた。テクニックのみならず、黒人ブルースを基本に習得した、フレーズの引き出しを沢山持つ、才能にあふれたギタリストだった。そんな彼が旅立ってしまったことが、残念でならない。
 
 1月7日にみた夢、「ギタリストの友人とジューク・レコードに行った」
 その友人が、自身のブログに共通の知人であるJさんの追悼記事を書いていた。奇妙なつながりが、また生じてしまった。
 これでわたしの1月の9日間に見た不思議な、ふたつの夢の関連は完結したと思いたい。
 
 もう、ギタリストの訃報はたくさんだと思いながら、パイレーツ・カヌーの「Guitar Blue」を聴いている。
ブルーな気持ちが、肩の力が抜けた彼女らの歌声を聴くと和んでゆくのだ。

タグ: Guitar

相次ぐギタリストの訃報 [音楽雑感]

年明け早々に、ジェフ・ベックの訃報
そして今週は、大好きなギタリスト2人の訃報が相次ぎ
わたしの頭は混乱気味、処理しきれない・・・・。
 月曜日にトム・ヴァーレイン(新聞では、バーレインと表記されていた。昔、ヴァーラインだったりも・・・。)
 
そして、昨日はマコちゃん
(西部版・北九州)の朝日新聞の訃報記事は
高橋幸宏氏のそれよりも1段分多く、大きかった。
まこちゃん2017.jpg
2017年のこの日、マコちゃんに初めてハグをしてもらった。
またライブで逢えると思っていたのに、これが最後になってしまった。
 夢にも思わない訃報
夢といえば、摩訶不思議な夢を見ていた。
 
 マコちゃんが亡くなられた日(29日)の2週間前にサンハウスのステージを観に行った夢を見ていた。
1月15日のダイアリーには
『面白い夢を見た。菊ちゃんのステージがすごくカッコ良かった。マコちゃんの影も薄くて、菊ちゃんのお腹が出てなくて若々しかった(笑)菊ちゃんキャーだった!』
と、わたしは記している。
 夢の中でのマコちゃんの存在が薄すぎて、よく思い出せないことが妙だった。そして、偶然にもその日、高橋幸宏氏の訃報を知った。
 まるで、マコちゃんはわたしからフェードアウトしていったように感じる。
 昨日の朝、新聞を開いた途端に驚きのあまり「あ゛ーー」と叫んだ相棒は、大学生の時に「ぱわぁはうす」によく通っていたり、羨ましいことに、マコちゃんがヘルメットをかぶってギターを弾いてた(アマチュア時代)、六本松の九大講堂や常連だった学園祭のステージも観て知っていたりする。そして、わたしの夢の話に「それは、虫の知らせやね」とつぶやいた・・・そうかもしれないと私も思った。
 遡ること1月7日には、福岡・天神の「ジューク・レコード」に友人(音楽家でギタリスト)と連れ立って行く夢も見ていた。ジュークはすでに閉店しているけど、夢の中ではちゃんと営業していた。
 マコちゃんとジュークの松本康さんとのつながりも含め、1ヶ月の約9日間にわたる私の夢が不思議と数珠つなぎのような状態になってしまった。
 
マコちゃんとトム・ヴァーレイン
ふたりは、全くタイプの違うギターを奏でる。
でも、どちらのギターも魅力的
 
 トム・ヴァーレインの演奏は、残念ながらステージは観たことがなく、レコードでしか聴いたことがない。当時、退廃的で官能に満ちたサウンドに身をまかせ、夢中になって聴いていた。
 落ち着いた気持ちになれたら、手持ちのレコードを聴きたい。
  
マコちゃんのことは、語りつくせない。
サンハウスのことも同様だ。
 当時、高校生だったロック少女の私(その時、クイーンのTシャツを着ていた)は、マコちゃんに、サンハウスのある曲が「"The Yardbirds"の"Stroll On"(Train Kept On Rollin)」にそっくりだ(似ている)と言ったのだ。今思えば、若さゆえ臆面もなく問いかけてしまったというか、この小生意気な小娘にマコちゃんはちゃんと返答してくれた。
 でも、そのこたえは・・・ナイショ。
若き日の想い出にぽっかりと穴が開いたような気がするけれど
いつまでも、心の中で大切にしていきたい。
 
 あの唯一無二の凄いサウンドを響かせるギターが、もう聴けないのはとても残念だ。
 
早すぎるけど、シーナ(悦子さん)が迎えに来たんだね。
天国で、愛と平和の武器(ギター)を駆使して
最高のロックのビートをいつも以上の大音量で
天上から思いっきりプレイしてほしい。
 きっと、この地上にまで響いてくると思うから! 
ありがとう!!マコちゃん
心をこめて・・「I LOVE YOU[黒ハート]
 
 ところで、以前(2021年6月9日)に「夢つながりの『ロックの日』」という記事を書いていたけど、のちに6月9日は菊ちゃんの誕生日と知った。これも、また数珠のようにつながってしまっている・・・。

Jazzなこの頃 [音楽雑感]

 年が明けて、ちょうど年末から読み始めていた、中村とうよう氏の本「ポピュラー音楽の世紀」の「奇妙に屈折した大衆音楽、ジャズ」の章に入っていた頃、たまたま目に入った、朝の連続ドラマ。
 なになに~「サッチモ」「ルイちゃん」「ジャズ」で興味がワクワク、湧いてきた。
中村とうよう本1.jpg
 ルイ・アームストロングは少年院に入っていた頃、少年院のブラスバンドで楽器を覚えたということを、この本で知っていたので、錠一郎(ジョー)とトランペットの繋がりに暗い影を感じていたわたし。そして、ジョーが戦災孤児だったという件くらいまでは、かなり楽しめていた。でも、この物語は音楽とは、かけ離れたものなのだと気づいてしまってからは、面白味も感じず、もうどうでもよくなってきた。
 不労の中年で、ヒッピー親爺と化したジョーは、元ミュージシャンという片鱗すらもない。マッシュルームカットで若返った回転焼屋のおばちゃん(サッチモ)は気味が悪い。お正月のシーンでお節のお重箱が並んでいるテーブル、冬だというのに、これがコタツじゃないのよね。ここの店舗兼住宅には、オイルショックもなんのそので、石油ストーブが複数台あるようだけど、コタツがないのが不思議。これはもう、手抜き丸出しセットのなせる業なのかしら。
 小学生の娘が、空き瓶拾いをして小銭を集めるなんて、それは昭和20年代のお話じゃない?。ビンボーを売り物にするのも、いい加減やめてほしい。
 空き瓶といえば、そんな危険なものが、そんじょそこらに転がってるものじゃなかったけどね。
 小学生の頃、町内の子供会で「廃品回収(空き瓶集め)」をやっていた。ご近所で借りたリヤカーを男の子たちが引いて、近隣各戸を訪ねて回って、空き瓶(ビール瓶、一升瓶)の回収をお願いしてた。けっこうな数が集まってた。それが子供会のおもな資金源になり、クリスマス会をした年もあったし、高学年の時には、子どもの日に「ケーキ(兜の形の小さなチョコレートケーキ)」を町内のお菓子屋さんに頼んで作ってもらい、皆で食べた。紅白まんじゅうだった時もあったな~そんな昭和に育った子どもの楽しくて、懐かしい思い出のひとつ。
 このドラマの原作って漫画なのかしら? と思ってしまう。それに主題歌が、朝から超ヘビーで疲れちゃう。昼聴いても、なんだかわたしにはハード。悪いけどサッチモのダミ声の方がマシかも・・・。ルイはルイでも、わたしはやっぱり「ルイ・ジョーダン」だな。
 
 この本は、片付け整理していた押し入れから出てきた。
夫が、昔買ったもので
よく言えば「蔵書」悪く言えば「死蔵書」の類
中村とうよう本.jpg
「これから考え続けたくなる宿題を読者に与える本」と
著者が、まえがきで語っている。
わたしは、前世紀(20世紀)の音楽の
 ほんの一部しか、まだ知らないのだと・・・。
思い知らされている。
今さらながらだけど、「中村とうよう氏ってすごい方だった。」
 
そんなこんなな「Jazzな(騒がしい)この頃」だったりしてる。

タグ: 昭和

「イベント音楽」 [音楽雑感]

オリンピックが始まっちゃいました。
キュリンピック.jpg
「始まってしまったら、こっちのもんだよ。」なのかもしれない。
でもね、「安心・安全」と九官鳥みたいに繰り返すだけで、こちとらとしては「不安・心配(危機感)」なのさ。
 
 我が家では、通常10時が消灯、就寝時間なので、開会式は、一応録画しておいた。(眠い目をこすってまで見る気もないし) 今朝、飛ばし飛ばし録画を見てみた。酷い人選の「イベント(催し物)」だから仕方ないけど、ツッコミどころ満載なのは言うまでもないことで、よく言えばオマージュ、いや、醜悪なパロディーか二番煎じにしか見えない演出の数々・・・・あ・・・あ。
 
 ジョン・レノンの「イマジン」とクイーンの「手をとり合って」には、開いた口が塞がらなかった・・・。はなから、この開会式に興味のない夫に見せてみたら、「なんでイマジン、ありきたりや」と言うので、「オノ・ヨーコが許可したのかな~」と返してみたら、「オノ・ヨーコにおカネが入る」と言っていたのだ。
 どうして日本の音楽にしないのかしら??と疑問に思った。それくらい日本の音楽はツマンナイ、取るに足りないモンなのかな。「日本に所縁があるから選曲したのかしら」と、想像せよと言わんばかりで、もう最初から言い訳を考えてるみたい・・・。
  
 今回の音楽担当者の辞任騒動をきっかけに、「日本の音楽業界」の「カネ、コネ」の闇(病み)があるのだなと思った。おかしなことに、同業のミュージシャンの多くは、障がいのある同級生への過去の蛮行を知っても(業界では周知の事実だったのか?)何も発せず、貝のように口をつぐんでいるんですもの。そうね、出版元の関連で、今後の音楽活動(フェスの出演など)に支障が出るから、何も言えないのかしらと、まあ、つい勘ぐってしまう。
 
 父親に虐げられていたブライアン・ウイルソン、書き置きを残し自ら死を選んだ実父を持つグラム・パーソンズ、兄の事故死を背負ったジョニー・キャッシュなど、トラウマに苦しみ、人の痛みが分かる人の作った音楽が好きな私には、到底理解できない。
 そして、わたしは広告代理店の作ったような「イベント(催し物)音楽」が楽しめないタチということ。

At last I am free [音楽雑感]

At last I am free
ゆり 2021.JPG
 Cancerと診断されてから『 Cancer Survivor』と呼ばれるのだと、退院後に知りました。「サバイバー」って、いちばん似合わないと思うんだけど・・・わたし。
 
 退院して、しばらく経ってから『At last I am free』が聞きたくなりました。
日にち薬で、少しづつ痛みも和らぎ
「やっと自由になれたんだ」
という気持ちを感じながら・・・。
 
 十数年前に、この曲の入っている中古のCD "C'est Chic" を見つけて買いました。LPレコード時代にA面よりB面の"I want your love"から"At last I am free" にかけてがお気に入りでした。
 一番好きな曲並びを早速、聴いていたら家人が「これ、ロバート・ワイアットの曲だ!」と言い出して、ひと悶着がありました。
 ロバート・ワイアットがカバーしていて、「Chic」が本家・本元だと知らないんだから、ホントにもう失礼しちゃいます。そんなことがあって後に、ある音楽評論家(ブロードキャスター)さんも自身のラジオ番組で、ロバート・ワイアットのほうをかけて、「Chicの曲だと知らなかった」っておっしゃっているのを聞きました。「ダンスミュージック」を聴かずに飛ばしている年代の方々にありがちな話なのかもしれないと思いました。
 ただ、ロバート・ワイアットが歌うと、「暗ーい!!」の一言に尽きる、わたしです。
 
 数日前にナイル・ロジャースが「I am cancer free!」とステージで言っているのを見つけました。彼が手術を受けていたことも、罹患していたことさえ知りませんでした・・・。 エレガント・シック Nothing Can Stop Us by Robert Wyatt

篠笛は「音出し三年・指打ち?年」 [音楽雑感]

 私、身体は丈夫な方じゃなくて、筋金入りの弱さあり。でも、自分が分ってるから、無理しないようにしています。高校生の頃、口の悪い友人(類は友を呼ぶかも)から、〔擦り傷にバンドエイド貼って、さらにその上に包帯巻いてるような人〕なんて揶揄されてもいましたけど。 もちろん持病もあるから、ご丁寧にも主治医が6ヵ月ごとに諸々の検査しちゃうのです(金づるかい!と言いたい)。ところで、先々月の検査で、なんと「肺活量が実年齢より18歳若い」という結果が出てしまいました。ひょ~えー!、「咳ゼンソクもち」でもあるのにー!

 この良かったというか、華々しいというかの結果は「篠笛」の音色が、昨年の夏祭りから、良くなったかも?ということと、関連しているのではないかしらと思うの。尺八は「首振り三年、ころ八年」とか言うんだそうで、私が思うに、篠笛の方は「音出し三年、指打ち?年(さぁ、何年かしら)」といったところかな・・・。ヒョロロ~と鳴らす、指打ちはなかなか難しいです。

呼吸訓練器 トライボール 私が案外、篠笛演奏の基本である「腹式呼吸」が上手くできてしまったのは、十数年前、手術(開腹)のため入院したとき、術前準備で「呼吸訓練器」(左のようなもの)でフーフー練習を嫌というほどしたことが、役立っているのかも。『昔取った杵柄』といったところかしら・・音楽の神様が与えたもうた、思わぬ副産物というものも、あるもんです。

 小学生の頃、ひとめ惚れした憧れのロック・スター[ぴかぴか(新しい)]ブライアン・ジョーンズがリコーダーを吹いている「Ruby Tuesday」1967年のパリでのライブとエド・サリヴァン・ショー。彼のリコーダー演奏を真似たいな!なんて、ちょっとした野望をひそかに持ったりしてるの・・。

ブライアンの笛の運指より、表情が気になって仕方ありません。もうちょっと真面目に吹いてくれ~!というよりブライアン吹いてない!?それに、もろ「口ぱく・ジャガー」だし、この番組はそれが有名っていうけど・・・。

タグ:篠笛

碧き流星群≪Just Kids≫ [音楽雑感]

パティ・スミスの「ジャスト・キッズ」

ジャスト・キッズ.JPG
何度となく読み返してしまう
パティ・スミスとロバート・メイプルソープの若き日の物語
 
文章力の巧みさと内容の濃さ&重み
これほどまでに心を揺さぶられる
アーティストが書いた本には
いままで、出会ったことはなかった。
 
 「ジャスト・キッズ」とは何かしら?と思いながら読み始めていて、しばらくして私はパティとロバートの姿を映画「恐るべき子供たち」のような、ふたつのベッドが並んだ部屋の中でグダグダと過ごす二人のシーンとを想い描き、重ね合わせていた。でも〔ジャスト・キッズ〕の章の中で、公園にいた老夫婦のうちの妻が「あの人たちはアーティストよ」と言って写真を撮ろうとしたら夫の方が「Just Kids・ただの子どもだよ」と答えたという件があって、そこから来ているのかと納得していたら、〔チェルシー〕の章の終盤に【まるでコクトーの『恐るべき子供たち』の姉弟のようだった】という一節があり、やっぱり直感は当たってたんだなと思った。
 
 私は、この本で風変わりで魅力的な人達が集うチェルシー・ホテルの短期宿泊者になれた。また、マクシズに足繁く通ってみたり、書店の店員になったり、様々なアーティストやミュージシャンと交流して過ごし面白い話を聞かせてもらったりしながら、ちょっとしたスリルも楽しめた。パティ・スミスを取り巻く個性的な人達の喜怒哀楽にも心動かされたり、刺激を受けた。
 
 ロバートの複雑すぎる愛情や心情を理解することは、到底出来ないことだけど、私はパティ・スミスと自分自身との精神的な共通点をいくつか発見し、嬉しさと喜びを感じずにはいられなかった。
 そして、アルバム「Wave」のA面になぜ、カバー曲の「 So You Want to Be (A Rock 'N' Roll Star)」が収録されているのかしら?と疑問だったので、この曲の持つ深い意味も知り得ることができた。


『碧き流星群』になったロバートに捧げる
その魂よ、安らかなれと・・・
ヴェロニカのメダイ.JPG
私が手作りした「聖ヴェロニカの聖顔布メダイ」) 

約400年の眠りからさめた「メダイ」の複製を鋳造したもの

Just Kids
ジャスト・キッズ

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