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「イベント音楽」 [音楽雑感]

オリンピックが始まっちゃいました。
キュリンピック.jpg
「始まってしまったら、こっちのもんだよ。」なのかもしれない。
でもね、「安心・安全」と九官鳥みたいに繰り返すだけで、こちとらとしては「不安・心配(危機感)」なのさ。
 
 我が家では、通常10時が消灯、就寝時間なので、開会式は、一応録画しておいた。(眠い目をこすってまで見る気もないし) 今朝、飛ばし飛ばし録画を見てみた。酷い人選の「イベント(催し物)」だから仕方ないけど、ツッコミどころ満載なのは言うまでもないことで、よく言えばオマージュ、いや、醜悪なパロディーか二番煎じにしか見えない演出の数々・・・・あ・・・あ。
 
 ジョン・レノンの「イマジン」とクイーンの「手をとり合って」には、開いた口が塞がらなかった・・・。はなから、この開会式に興味のない夫に見せてみたら、「なんでイマジン、ありきたりや」と言うので、「オノ・ヨーコが許可したのかな~」と返してみたら、「オノ・ヨーコにおカネが入る」と言っていたのだ。
 どうして日本の音楽にしないのかしら??と疑問に思った。それくらい日本の音楽はツマンナイ、取るに足りないモンなのかな。「日本に所縁があるから選曲したのかしら」と、想像せよと言わんばかりで、もう最初から言い訳を考えてるみたい・・・。
  
 今回の音楽担当者の辞任騒動をきっかけに、「日本の音楽業界」の「カネ、コネ」の闇(病み)があるのだなと思った。おかしなことに、同業のミュージシャンの多くは、障がいのある同級生への過去の蛮行を知っても(業界では周知の事実だったのか?)何も発せず、貝のように口をつぐんでいるんですもの。そうね、出版元の関連で、今後の音楽活動(フェスの出演など)に支障が出るから、何も言えないのかしらと、まあ、つい勘ぐってしまう。
 
 父親に虐げられていたブライアン・ウイルソン、書き置きを残し自ら死を選んだ実父を持つグラム・パーソンズ、兄の事故死を背負ったジョニー・キャッシュなど、トラウマに苦しみ、人の痛みが分かる人の作った音楽が好きな私には、到底理解できない。
 そして、わたしは広告代理店の作ったような「イベント(催し物)音楽」が楽しめないタチということ。