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正夢にならなかった「Rock Love」 [☆Rock]

Utopia のアルバム「Adventures In Utopia」が発売になった1980年、晩夏のある昼下がりのこと。広縁のロビーチェアで、うたた寝(お昼寝)をしてしまいました。

Adventures In Utopia + obi
 夢か現実か?幻にも似たものを見てしまった。
 
LPレコードのB面、最後の曲「Rock Love」がテレビの画面から「カセットテープ(ソニー)のCMソングになって流れてくる」というものでした。目覚めた時、現実と交差し過ぎていて戸惑いました。「白昼夢」を見てしまったかも?と思う出来事。
 
正夢にならなかった「Rock Love」
 今もなおCMソングにぴったりではないかと思い続けています。
 
 数年前、ロジャー・パウエルが難聴を患って、ステージに立てなくなったと知ってからは、ロジャーが八面六臂の働きでシンセサイザーを操るデヴィッド・ボウイのツアー映像をみて、画面で会えることがせめてもの慰みです。ミュージシャンとしての活動は無理だとしても、別のかたちで音楽に携わっている姿を見せてもらえたらと願っています。
 karen Darvinが、白い衣装で踊っている姿は、当時を物語っていますね。1979年の来日公演で、彼女を知りました。私たちファンの前では、終始ご機嫌ななめ。印象はよろしくなかったです。Toddの内縁の妻になる前は、Bruce Springsteenのガールフレッドだったけど、ToddとBruce、タイプが違いすぎると思うのは私だけかしら?
 「Rock Love」の一つ前「Love Alone」は、中野サンプラザのステージ上で披露されました。若き日のカシム・サルトンの甘い歌声は、乙女たちの心をほろ酔い気分にさせるものでした。

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1975年のキラー・クイーン [☆Rock]

クイーンの初来日 1975年
1975年4月25日.JPG
日本公演のパンフレットは
如何せん、長い歳月により
表紙の劣化が特にはげしい。
 
 福岡公演(九電記念体育館)の日は、金曜日だった。
 当時、わたしは高校生 しかも、極めて厳しい校則のあるミッションスクールのJK
 公立高校に通っていたロック好きの友人(男子)は、学校を早退し、特急列車で福岡へと出かけて行き、わたしを羨ましがらせた。男子のクイーン好きはごく少数だった。そして、その子が風変りでオシャレさんだったことを付記しておこう・・・。
  
逆立ちしたってコンサートには行けない
そんなわたしに、神様がお恵みを
与えたもうたのかもしれない(・・?
 
良好とはいえぬ電波状況下で聴いていた
福岡のラジオ局の洋楽が中心の番組で
『サイン入りのパンフレット』プレゼントがあったのだ。
願いを込めて、ハガキを書いて応募してみた。
サイン・クイーン.JPG
じゃじゃゃーん、大当たりの
実筆サイン入りのパンフレットが手元に届いた。
 
 今となっては、ラジオ局がRKBかKBCか、どちらだったかも忘れてしまってる。番組名も思い出せないという、体たらくなわたしである。
 これ以上の劣化をさせちゃいかんと、数か月前にチャック付きビニール袋に入れて保管しはじめた。
 フレディ・マーキュリーのサインがパープルのペンを使っているというところが、さもありなんな、色選びだと思うわ・・・。
4月になって、あれから何年?と懐かしくなった。
1975年4月25日 金曜日
『Now I'm Here』

タグ:Queen 福岡

『Ba-ba-ba-ba-ba-ba』僕は制御不能 [☆Rock]

もう、すっかり「The Troggs」の虜
troggs.jpg
「Ba-ba-ba-ba-ba,ba-ba-ba-ba」
去年の夏から、飽きもせず、つい聴きたくなる。
もはや、中毒のような「Ba-ba-ba-ba-ba,ba-ba-ba,ba」
 
Soundtrack きっかけは、この曲の入ったサントラ盤
 2009年公開の「パイレーツ・ロック」のCD2枚組のうち1枚目が、我が家の運転手の趣味で、オーディオ・ナビに取り込まれていて、もう何年も前から耳にしていたものが、ある日、「Ba-ba-ba~」が頭の中にへばりついてきて離れなくなった。YouTubeで、「The Troggs」の姿を見たら、ますます興味が湧いてしまった。それが運の尽きというか・・・。
「With a girl like you~僕はあなたに首ったけ」
 ボーカルのお兄ちゃん(レグ・プレスリー)、ちょっとムチッとしていて、好みのタイプでもなし、カッコよくもない。ザ・モンキーズのデイビー・ジョーンズを崩した感じ。短めの首が面白い動きをして、笑わせてくれる。でも、その歌声に魅かれてしまうのって、時々、駄菓子の味が恋しくなったり、ポテチみたいなジャンクフードに手を出してしまう感じかな。「やめられないとまらない」
 
  放送禁止ソングだったという、邦題が「僕は危機一髪」の「I Can't Control Myself」は、「Ba ba ba ba~」の繰り返しだし・・・。
 
「長い髪のいかしたお嬢さんが、ローライズのスラックスを履いている。後ろ姿で、桃がコンニチハしてる(意訳)」で放送禁止というのは、その時代のなせる業。
「僕は制御不能」
 
 ザ・スパイダースがカバーして、爽やかに歌う「僕は危機一髪」
マチャアキ(古い呼び方)の歌は上手いし、雰囲気がゴキゲンなのさ。

 ザ・スパイダースは「僕はあなたに首ったけ」もカバーしているけれど、こちらは、少しばかりパンチ不足に感じちゃう。
 これら、The Troggsの曲は、ムッシュかまやつの作った「とぼけた顔してババンバン」のヒントになった2曲かもしれない? 「Ba-ba-ba-ba-ba」と「Ba ba ba ba」のなんと心地よいこと・・。

テケテケギター・ドン・ウイルソン [☆Rock]

初めての「テケテケ」公演へ行ったのが2015年
ドン・ウイルソン氏の「ラスト・ツアー」でした。
ザ・ベンチャーズ.JPG
【不織布のトートバッグをお土産でいただきました】

 
「ベンチャーズの招待券があるけど行く?」っていうから
「テケテケ~行くいく、テケテケ~見てみたい」ということで
子どもの頃からお馴染みのテケテケ・ギター
あれもこれもと、知ってる曲ばかり
日本語の曲で、東洋的なメロディー
その曲のフレーズが、なんと
「黒くぬれ!」にクリソツなのだと
教えてもらった上に、カバーも披露してくれて
エレキギターの醍醐味を楽しませてくれました。
 
ドン・ウイルソン氏が、過日88歳でお亡くなりになったと知り
長きにわたって、テケテケ・サウンドを楽しませてくれたことに感謝し
「ありがとうございました」とお礼を申し上げます。

タグ:Guitar

燃え殻と煙 [☆Rock]

 年末に録画したTV番組の整理をしていたら、その中にもう何年も前に放映された「韓国ドラマ」がありました。『マイ・スウィート・ソウル』の第7話でした。なに故これを残しているのか記憶もなく、さっぱり分からなかったのです。しかもドラマの内容もほとんど覚えていない有様・・・で、煙の出処をつかむべく再生してみることにしました。
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 主人公のウンスの部屋に同居していた、年下の彼氏のテオが、酒に酔ってくだを巻いたウンスに辟易したのか、距離をおくべく姿をくらまして、ウンスはひとり寂しく、彼が使っていた部屋にあるパソコンのデスクを見つめるシーンに!!
 そこには、Iron & Wine の「 Our Endless Numbered Days」CDジャケットらしき?絵が映っていました。
 
そのもやもやした煙は、燃え殻(録画)から、つかめた。
そうだ!この絵が気になって残していたんだ!!
 
 今から15年前の2007年1月19日に福岡市は天神のライヴ会場で「CALEXICO」と来日公演予定だった「IRON & WINE(サム・ビーム)」、出発地の空港の閉鎖により飛行機に乗れなかったというアクシデントで、福岡会場の観客は、残念ながら彼のステージを観ることができませんでした・・・。
 思い出すに、観客の中に韓国からコンサートを観るために日本に来たという若い男性がいらっしゃったのよね~もしかして、韓国ドラマの関係者さんだったりして・・・IRON & WINEを観られなかったふすぶった思いの「燃え殻」をこのシーンに託したりしてたりして~などと、想像力を膨らませてみる、わたしなのでした。


紫煙に燻されたザッパ本 [☆Rock]

個人的には、お馴染みの「読みかけの本」
おおざっぱ.JPG
十数年前、古書も扱うリサイクル店で夫が見つけて、割安で買ってきた。
字が小さくて読みづらいからと、わたしの手元に・・・。
 
 表紙に経年劣化があるものの、読まれた形跡がうかがえない美本、ただし、たばこのニオイ付きだった。
 「たばこ嫌い」「たばこのニオイ」が大嫌いなわたしの嗅覚には堪えられない代物なので、興味のあるところだけ読んでから、密閉式のビニール袋に封入し、仕舞い込むこと7~8年ほど経った、先々週の過日。
 本を探し出し開封したら、ニオイの変化がおきていて、微臭ながらアンモニアのようなニオイが発生。クンクン嗅がないと分からないようだけど、わたしの鼻には堪えられないニオイ。「よって、放置中」
  
「たばこは食べ物だ」ってフランク・ザッパの名(迷)言集にあるけれど
 読まれないで、紫煙に燻されたザッパ本が、めぐり巡って、今ここにある運命ということに・・・。
ニオイが気にならなくなったらページを開く予定
でも、熟読することはないです。
わたし、小難しい解釈も講釈も、好みませぬゆえ。

タグ: Zappa

「Silent Stone=静けし石は盤石だった」 [☆Rock]

ローリング・ストーンズの「サイレント・ストーン」
チャーリー・ワッツの訃報を知って
「チャーリー・ワッツがいないストーンズなんて・・・。」
と、思わずつぶやいてしまった。
 Midlife crisis(中年の危機)でドラッグに手を出しても、それを乗り越えたのに、喉頭のがんを罹患。放射線治療で寛解したと思いきや、再発なのか、新たながんが発生したのか・・・がんのステージ、症状、治療法も人それぞれだから。
 
1990年・東京、1995年・福岡、2003年・大阪と
ストーンズの公演は、どれも最高の想い出となっている。
 

  TVで動くストーンズを見て、ブライアン・ジョーンズに一目ぼれしてしまった小学生のわたし。ブライアンが逝ってしまったあとは、一応ミック・ジャガー。チャーリー・ワッツのドラムの凄さとダンディな身のこなしに魅力を感じたのは、大人になってからだった・・・。
「男の顔は履歴書」という言葉が、ぴったりの人だった。
 
 ストーンズにしては、節操が固く(?)シャーリー夫人と添い遂げた殊勝な男。車のハンドルは握れても、運転免許を持ってないのに、ヴィンテージのクラッシックカーやスポーツカーを何台も所有していて、買った車に合わせてスーツを作るってなんなの・・・!。そのスーツの数は200着以上というのだから、着道楽&車道楽、そして、ジャズの集盤道楽。あと馬道楽は、シャーリー夫人がお馬さんのブリーダーらしいし、彼女の乗馬姿を見たことがあるから、奥方の趣味に合わせてなの?と思うけど・・・桁外れの「道楽三昧」に、ちっぽけな庶民のわたしは、啞然としてしまう。
 ま、離婚して慰謝料をがっぽりと、ビアンカやジェリー・ホールに持っていかれた人のことを考えると、お金持ちの安上がりな趣味なのかしら?なんて思っちゃうわ。
 
『Celosia・ケイトウ』の花
【国東の古刹(天念寺)の片隅で咲いていた】
道端の花.jpg
花言葉が、どれもチャーリー・ワッツみたいなの。
「おしやれ」「気取屋」「風変り」
「個性」 「色あせぬ恋」
 
「自宅では、ジャズ・ドラムの練習ばかりしてる」
「わたしは、正真正銘のジャズ・ドラマー」
「世界一のロックバンドのメンバーが、ジャズ・ドラマーなだけ」
彼の発言、どれもカッコ良すぎる~!!
 
 チャーリー・ワッツのドラムって、スコンと小気味よく、カッコイイ心地よさがある。一種の間というか、タメのようなものが入ってる感じがする。ドカドカッと、後追いの「煽りたてるドラム」だなって思うの。突き動かされるというか、扇動されてしまう~それに気づいたのがこの曲だった。「一人ぼっちの世界」『Get Off My Cloud』
ステージの背後から「ミック、キース、ロニー」3人の
動きとビートを見計らい、黙々とリズムを刻む「守護神」でもあった
「チャーリー=Silent Stone」
静けし石は、盤石だった
 彼を失ったストーンズは、もう盤石なバンドではなくなった。
でも、彼らと同じ時を過ごせたから、幸せだと思う。
"Time is on my side"
  
  ところで、1990年に家人がチャーリー・ワッツに書いてもらったサインがあるのだけど、「久しぶりに見せて!」と云ったら、「アレ、どこに置いているかわからなくなった。」なんて言っているから困ってしまうわ、忘れないうちに探してもらわなくちゃ・・・。

夢つながりの『ロックの日』 [☆Rock]

6月9日「ロックの日」
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【夢色音楽祭のマコちゃん(3年と7ヶ月ほど前)】
 
 今日のお昼、テレビをみていたら、"駅前で『ロックの日だから、自転車の施錠(ロック)呼びかけ』がされた"って、ニュースが流れていて、あれれ・・・今朝がた、マコちゃんとシーナの夢を見たんだって、思い出した・・・。
 ふたりに「ストーンズが来福したとき、日航ホテルで遇ったね(これ、事実)」って言ったら、シーナが「覚えてるわ」って答えてた。「うちには、チャーリー・ワッツのサインがあるんだけど、色紙の隅っこに、遠慮がちに小っちゃく書いてくれてるのよ。(これも事実)」で、大笑いしたり、いろんなストーンズの想い出話をした。そのあと、一緒に地下鉄に乗ったんだけど、行き先は忘れちゃった。舞台は福岡だった・・・。シーナは、とっても元気だった。
 
「それが、わたしのロックな夢 ユメ、ゆめ、夢」
 
夢の中に「ロックなマコちゃんとシーナ」が出てきたのは
そうか・・・ロックの日だからなのか 
偶然というより必然なのかしら・・・?!
 
2017年10月21日におこなわれた「夢色音楽祭」のステージ
シナロケ1.jpg
月並みですが「マコちゃんカッコイイ」
 
台風の影響を受けた、2日間の「夢色音楽祭」
翌日の22日は中止になってしまった。
シナロケ2.jpg
シーナ&ロケッツのステージは、台風接近だというのに
雨にも負けず、風にも負けずというより
その時間は、雨も風も弱まって
「台風がウソのような空模様に」
きっと、シーナがロックの女神様になって
守ってくれたんだと思いました。
「ユー・メイ・ドリーム」をみんなで大合唱したとき
たしかに、シーナはステージに立っていた!!
  
書きそびれていた「色音楽祭」のことを
マコちゃんとシーナにで逢ったので
ロックの日という、つながりで
今さらだけど、記事にしています。

タグ: 福岡

Little Richard 「Sings Rubber Duckie」 [☆Rock]

リトル・リチャードが亡くなったって・・・。

最近、著名人が亡くなると新型コロナウイルス感染症で?と思いがちだけど、骨のガンだったという。メディスン・ショーの出身で、芸達者なひとだから。訃報を知って真っ先に「Sesame Street」出演の彼が観たくなった。


読みかけ・読み止しの「X-RAY」 [☆Rock]

X-RAY
『レントゲン検査』
X-RAY BOOK.JPG
なんともまぁ、変な本で
何度も読みかけて、読み止して
結局、どこまで読んだか分からなくなっている。
この本は、スピンが付いてないからなおのこと・・・。 

 読み止しで仕舞い込んでいた、この本をまた読み始めようと思ったのは、「睡眠薬を飲むと夢を見ない」という話があったことを思い出したから。
 二回目か三回目の読みかけの時は15年ほど前の入院中で、よく眠れないからと、初めて睡眠導入剤を飲んでいた。それで、全然気にもとめてなかったけど、実際に薬を飲むようになってから夢を見ていなかったことに気づかされた。熟睡しているから見ないのか、覚えていないのかもしれないけど。でも、その経験から、寝つきが悪くても睡眠不足でも、夢を見たいからお薬は飲みたくないなって思っている。
X・レイ.JPG
この本は、レイ・デイヴィスの「入れ子式」な物語
与太話なのか、ほんとうの話か、わからない
『彼の術中にハマって、混乱してはいけない
混沌としているのはレイ自身なのだから』と
本を熟成させた結果、やっと気づいた
はてさて、また最初から読み始めよう
今度こそ最後まで読むんだ→今ここ
CDもお供にして Story Teller

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