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気になる笛の音色 [★Blues]

 キャンド・ヒートの「Going Up The Country」を聴いていると、三角窓のついた普通自動車で目的地に向かっているような感じがします。軽快なフルートの音色が入ってアップテンポ。ヒッピーの時代は、車が主な交通手段になっているからです。

 サイドウィンドウは開けず、三角窓を全開にして、吹く風に乗った香りとスピードを感じながらのドライブ。子どもの頃、大好きだった「三角窓」。絶滅した「三角窓」を懐かしく思い出します。


Henry Thomas の「Going Up The Country」

 おっちゃんの歌声がノスタルジック。とくに笛の音色にしびれちゃいます。月並みな表現だと牧歌的。舗装されていない道、笛を吹きながら歩くおっちゃんの後ろに荷を背にしたロバが楽しそうに土埃をたてながらついて歩いているような、のどかな笛の音。

「Bull Doze Blues」をキャンド・ヒートがリメイクしたとか。


 こちらは、列車を使っての移動だけど、客室(普通)列車には乗れない。積み荷(家畜の馬やブタさん)と一緒に揺られる貨物列車に乗り込んで、目的地へ向かっているような情景が浮かびます。


 「気になる笛の音色」は、パンパイプ、パンフルートという笛。正式名は「クイル」というようです。どんな笛なのか、もっと知りたくなっています。もちろん、吹いてみたい!!

兄弟じゃない「ウィルソン」 [★Blues]

 ドン・ウィルソンの弟が、キャンド・ヒートのアラン・ウィルソンだって、巷では周知の事実なんだそうな。あやうく鵜呑みにするところだった。

 「兄がテケテケ奏法ギターで弟がゴリゴリのブルースギターって、畑が違いすぎるようで、なんとなく違和感をおぼえて引っかかっていたのよ。」「これ、主婦のカンよ!(by"京都地裁の女")」

 一昨日、YouTubeでジミヘンを見てたら、オススメでキャンド・ヒートの「Going Up The Country」が出てきたの。気分よく聴いていたら、ここぞとばかりに「周知の事実・アランはドンの弟」が頭をもたげてきたのよね。と、同時に予知能力もちのYouTubeったら「若くて可愛いアランファンの女性が彼のバイオグラフィを語るもの」をオススメしてくれた。オススメのままに見たら〈アランにはお姉さんがいて、幼い頃に両親が離婚した〉とか話してて、お兄さんのことは出てこなかったわよ! 主婦のカンは当たっていた!「 兄弟説の言い出しっぺは誰なの? 責任者出てきなさい」って感じだわ。

 アラン・ウィルソンって、ド近眼(フクロウ眼)で目が良くないからか、明後日の方を向いていたり伏目がちで歌う。女の子に色目を使わないし、素っ気ない。たぶんに、そこがキュートで魅力的だと思う。歌にギター、ハーモニカもカッコいいし!!こういうタイプって、女子が放っておけなくなるのよ。

See you later alligator [★Blues]

See you later alligator
After a while crocdile

ボビー・チャールズのデビュー作で

アリゲーターもクロコダイルも同じワニ
綺麗な女性に群がる男は、ワニと一緒で
「十把ひとからげ」同じようなものってカンジかしら?
 
『ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船』でワニの違いをお勉強しました。
それで、ボビー・チャールズの登場[るんるん]
[ぴかぴか(新しい)]ウッドストックの住人でもあったし
熊さんマークのBearsvilleのひとり[るんるん]
See you later alligator.JPG
1955年から1957年にかけての
=正真正銘=ニュー・オーリンズR&BというLPレコード

 『See You Later Alligator』は、B面の一曲目、歌詞カードでは「After while crocodile 」になってて「a」がないし「'while」でもない。 aを抜け落として歌うのが正しいのかなぁ。それとも(ぴーヴァインさん)のプリントミス? レーナード・チェスも電話口で歌うボビーが黒人だと思い込んでいたというくらいだから。(デビューの面接が電話、それだけで契約しちゃうというのも時代を感じるっ!)
ボビー・チャールズ.jpg
 レコードジャケットに使われている[郵便局]航空郵便の外包は、ルイジアナ(アブヴィル)の街からシカゴのチェス・レコードの社長さんへ送ったテープの封筒そのものというのもユニーク
ボビーの自筆なのかしら・・・。
 
ボビーの曲でわたしが一番好きな曲は
『テクテク、てくてく』
I'm waking to New Orleans
 この曲は、ファッツ・ドミノからニュー・オーリンズへ一緒に行こうぜ!と誘われた時、ボビーが「飛行機で行くのはイヤだ」と言ったら、ファッツから「じゃぁ歩いて来い!」と言われ、その帰り道に作った曲だというのも面白いエピソード。ボビーの住むアブヴィルからニュー・オーリンズまでの距離は東京~掛川か福岡~宮崎くらい(約220㌔というから)歩くのなんて到底無理!!
 
 ザディコ・パーティーな『てくてく☆ニュー・オーリンズ』~Buckwheat Zydeco
蛇腹に洗濯板とコテコテ[ぴかぴか(新しい)]カッコイイ
 
 
 ルイジアナいえば、昔コンサートで知り合ったジャズマニアなルイジアナ出身の留学生が「日本に来る前はルイジアナなんて田舎の州はほとんど知られていないと思っていたのに、有名なので驚いた。」「"Louisiana Mamaだね"って年配の人に言われた。」って笑って話してくれました。
『ルイジアナ・ママ』、実はその話を聞くまで、ロカビリーの時代に日本でヒットを飛ばした曲とは知っていても、アメリカじゃヒットしなかったということは知らなかったです・・・。

Best Contemporary Blues Album [★Blues]

今年のグラミー賞「Best Contemporary Blues Album」部門にノミネートされていたドクター・ジョンのアルバム『 Tribal

Tribal

Tribal

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: 429 Records
  • 発売日: 2010/08/03
  • メディア: CD

惜しくも賞をのがしました・・・と言いたいところですが、「なんでBlues部門なの?」「他にないの?」「貫禄でノミネート?」というのが正直な感。大好きなマック親爺なんですけど・・・ごめんねドクター。もちろん、CD買ってます、持ってます!!(と言い訳になりそう・・・)。

いつものドクター節で歌い上げて、往年の「あの歌・この歌」を思い起こさせて安心して聴けるアルバム。特に6曲目の「Jinky Jinx」が大好き。なぜって、初めてドクターのライブを観たときを思い出すからです。マネージャー嬢の灯す蝋燭(キャンドル)に導かれ、ステージへと登場してきたドクター・・・。ああぁ、あの日から彼の魔術の世界へと、生贄となったこの身・・・。

ところで、かねてより「グラミー賞」ってそんなに凄いの?権威あるの?と思いつつ・・・そういえば、ブライアン・セッツアー兄貴がZEPP福岡での公演時、「グラミー賞・ノミネートの知らせを受けたぜぇ」と嬉しそうに報告してくれたこともあったしな・・・。

本年度、受賞したBuddy GuyLiving Proofは、某レコード店の試聴コーナーで聴いてみて、1曲目から「いい!」と食指が動いていたのでした!!「オイラは74歳や!、でもまだまだやることがいっぱいやけん~。」ってキュートに歌ってて、ギターもメチャクチャ格好イイ。こりゃ、当然の受賞と思うわぁ!!。

同じ土俵の上に、ドクターとバディ・ガイを乗っけてしまったことが、納得できないけど・・・。

Living Proof

Living Proof

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Jive
  • 発売日: 2010/10/26
  • メディア: CD

薬九層倍 [★Blues]

 

『薬九層倍』ってタイトル、少しお下品(?)ですかしらね~♪♪

母方の祖母の実家が薬屋さんだったんで、父が私にそっと耳打ちして言っていました。『薬九層倍』、ちょいと儲かる家業とか・・・。(たしかに、曽祖父は評判の秘伝の膏薬で、一財産を築いていた。がっぽりとまではいかない、小っぽり儲けらしい。)

Good for What Ails You: Music of the Medicine Show

Good for What Ails You: Music of the Medicine Show

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Old Hat
  • 発売日: 2005/10/04
  • メディア: CD
 

 

『MEDICINE SHOWS』、興行をしながら、いかがわしげなお薬を売り歩いていたなどという諸説も聞きます。

でも、このサウンドを聴くたびに、『病は気から』~歌や笑いで免疫力をアップさせて「お薬の効き目をよくした」のではないかしら?と思えてなりません。 

楽しげなメディスン・ショー。歌にダンス、数々のパフォーマンス・・・。松葉杖をついていた人が踊りだしたり、不自由だった身体や病気が快方にむかったりと次々と「奇跡」[るんるん]を起こす、そんな一座を想像・・・。

数週間、ちょっと病に臥せながら、そう確信を持ちはじめたのでした。

病気じゃなくても、心が癒されるサウンドでもあります・・・。


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Jumpin' Jive の王様 [★Blues]

Jive King.jpg
ジャンピン・ジャイヴの王様「ルイ・ジョーダン」
 先月、メインの開店休業中で、"Five Guys Named Moe" を話題(*記事:ピンクリボン)にしたら、「話が?すぎる。」って言われてクレーム。そこで、こっちで採用。これはレコード店"S"で購入、か~わいいジョーダン様の下敷きです。CD買わないでこんなものを・・・。Moe,Moe,モモの
桃色と白色の二種類、お買い上げ。
(テヘッ・・。)