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気になる笛の音色 [★Blues]

 キャンド・ヒートの「Going Up The Country」を聴いていると、三角窓のついた普通自動車で目的地に向かっているような感じがします。軽快なフルートの音色が入ってアップテンポ。ヒッピーの時代は、車が主な交通手段になっているからです。

 サイドウィンドウは開けず、三角窓を全開にして、吹く風に乗った香りとスピードを感じながらのドライブ。子どもの頃、大好きだった「三角窓」。絶滅した「三角窓」を懐かしく思い出します。


Henry Thomas の「Going Up The Country」

 おっちゃんの歌声がノスタルジック。とくに笛の音色にしびれちゃいます。月並みな表現だと牧歌的。舗装されていない道、笛を吹きながら歩くおっちゃんの後ろに荷を背にしたロバが楽しそうに土埃をたてながらついて歩いているような、のどかな笛の音。

「Bull Doze Blues」をキャンド・ヒートがリメイクしたとか。


 こちらは、列車を使っての移動だけど、客室(普通)列車には乗れない。積み荷(家畜の馬やブタさん)と一緒に揺られる貨物列車に乗り込んで、目的地へ向かっているような情景が浮かびます。


 「気になる笛の音色」は、パンパイプ、パンフルートという笛。正式名は「クイル」というようです。どんな笛なのか、もっと知りたくなっています。もちろん、吹いてみたい!!