At last I am free

 Cancerと診断されてから『 Cancer Survivor』と呼ばれるのだと、退院後に知りました。「サバイバー」って、いちばん似合わないと思うんだけど・・・わたし。

 

 退院して、しばらく経ってから『At last I am free』が聞きたくなりました。

日にち薬で、少しづつ痛みも和らぎ

「やっと自由になれたんだ」

という気持ちを感じながら・・・。

 

 十数年前に、この曲の入っている中古のCD "C'est Chic" を見つけて買いました。LPレコード時代にA面よりB面の"I want your love"から"At last I am free" にかけてがお気に入りでした。

 一番好きな曲並びを早速、聴いていたら家人が「これ、ロバート・ワイアットの曲だ!」と言い出して、ひと悶着がありました。

 ロバート・ワイアットがカバーしていて、「Chic」が本家・本元だと知らないんだから、ホントにもう失礼しちゃいます。そんなことがあって後に、ある音楽評論家(ブロードキャスター)さんも自身のラジオ番組で、ロバート・ワイアットのほうをかけて、「Chicの曲だと知らなかった」っておっしゃっているのを聞きました。「ダンスミュージック」を聴かずに飛ばしている年代の方々にありがちな話なのかもしれないと思いました。

 ただ、ロバート・ワイアットが歌うと、「暗ーい!!」の一言に尽きる、わたしです。

 

 数日前にナイル・ロジャースが「I am cancer free!」とステージで言っているのを見つけました。彼が手術を受けていたことも、罹患していたことさえ知りませんでした・・・。