Irina Palm [音楽雑感]
マリアンヌ・フェイスフルといったら
『As Tears Go By』
『Irina Palm』~邦題が「やわらかい手」。配役がマリアンヌ・フェイスフル、ミキ・マノイロヴィッチ(ロマ役がよく似合うヒト)なので観たかったんです。でも上映館がミニシアター系で、期間が短かすぎて見逃してしまってました。
先週、近所のレンタル店・T屋の「コメディー・コーナー」を物色していたら、棚に並んでいました。「ヒューマン・ドラマ」じゃなかったかしら?と思いつつレンタルしてきました。
病気の孫の治療のために必要な渡航費用を必死で工面する健気な女性のお話だけど、映画館で笑いをこらえるのは、さぞかし苦痛だろうと思うくらい可笑しかった・・・。
年齢がいってて、スキルも経験も(手に職がないから)と仕事探しもままならなかった主人公マギーだけれど、ちゃんとその手でお金も恋(?)も掴んじゃう。それに、最初はお金のために始めた仕事だけど、次第にプロ意識に目覚め、自信をつけてゆく姿を可愛らしく描いて、素敵なお話に仕上がってた。
『Irina Palm』のイリーナは、マギーの源氏名。まさに男を手玉にとると云うか、手の平で転がすような意味合いにもとれちゃったな・・・。
マギーが自分の半生を語るシーン、「17歳で結婚して流産して~」というのはマリアンヌの人生とも重なる部分がありましたねぇ。引退後はマヨルカ島で暮らすという、風俗店オーナーのミキの夢もマギーの腕で叶いそうな予感・・・。
そして、ベルギーのゲインズ(Ghinzu)の音楽がなかなかなモン。
この手の曲が特に好みです。~Ghinzu - Seaside Friends~ピアノとアコギでかっこいい。
すっかり、マリアンヌ・フェイスフルじゃなくて『フェイス、フルムーン』になってしまってた(!)。かくいう私も先日、市民検診に行ったとき問診票の「20歳の頃より体重が10キロ以上増加しましたか?」にしっかり〇を付けてたっけ・・・人のことは言えませんね・・・。
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