Bringing It All Back Home [★その他の音楽]
『The roots of rock~アイリッシュ・ソウルを求めて』を読んだのは、2000年にリバーダンスの公演を観にいった頃なのでもう10年くらい前のこと。で、当然のことながら内容が難しいからテキトーに読んだだけです・・・。
でも、特に印象に残ったのが教会が長い間、なんと300年近くも『ダンスは、悪しき考えと邪悪な行動に人間を導くものである。肉欲を高ぶらせるもの、それこそがダンスである。』としてダンスを罵り続けたという話~きゃーーっ、そんな時代に生まれなくて本当にシアワセだわっ。当時なら、ダンス好きのわたしなんかは「悪魔憑き」だとか言われてしまいそうですね。
『アイリッシュ・ダンス』がそんな暗黒の時代を持つことを知ったあと、会場であるマリンメッセ福岡へ足を運んだら、なーんと私たちの前列には聖職者のご一行様が座っていらっしゃいました・・・。その日はあちらこちらに一目でわかる黒や灰色の装いの方々が多く、カト系出身の習性で聖職者を前にすると条件反射で軽く会釈をしてしまい、愛敬を振りまきながらも、心中はちょっぴり複雑なものがありました・・・。でも、すっかり時代は変わったのです~♪。
二枚組みでDisc Aの、『April the 3rd 』Donal Lunny & Friendsがとっても好きです。この日にちの意味は分かりませんが・・・。ふと、無性にこの曲が聴きたくなるときがあります。それと、『Thousands are Sailing』、Philip Chevronの歌も。そして、『Kevin Griffins』のチューンが大好き、Sharon Shannonのアコーディオン最高~♪。Bのキリストの復活を歌ったミサ曲の『An T-Aiseiri 』は心洗われる歌声にうっとりしちゃうし・・・。A&Bぶっ通しで聴くとおなかいっぱい、しあわせって感覚になるCDです。
下のCDは日本盤で、試聴ができちゃいます・・・。是非お聴きくださいまし~♪。(ライナーに詳しい解説がのっているのかしらん?。)
BRINGING IT ALL BACK HOME-アイリッシュ・ソウルを求めて-
- アーティスト: デ・ダナン,シャロン・シャノン,ドーナル・ラニー
- 出版社/メーカー: バップ
- 発売日: 2003/06/25
- メディア: CD
口承されていったというアイリッシュ・ミュージックに耳を傾けるとき。盲目のパイパーやフィドラー奏者たちを連れて旅をする「ダンシング・マスター」を心待ちにする村人の気持ちになり、『Big Night』に思いをはせるわたし・・・。
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