☆ロマ・ミュージック☆ [★その他の音楽]
映画『オーケストラ!』~メインブログに書いたように話題作だからというより、面白そうなストーリーと『タラフ・ドゥ・ハイドゥークス』の「カリウ」が出演しているから~♪映画館へ足を運びました。
「なんなの・・・その猥雑で胡散臭くて、芸術性の欠片もないヴァイオリンは?」と、言いたげな眼差しを向けるアンヌ。しかーし、次の瞬間に目から鱗が落ちるが如く、目の色が変わっちゃうから痛快!。
タラフのライブに行ったのは、2005年11月のこと・・・場所はアルカスSASEBOホール。福岡から佐世保まで高速バスにゆられて遠足気分で行きました。バスターミナルからホールまでは徒歩で10分ほど。駅近くに差しかかったとき、見覚えのある色黒の男性が靴磨き屋さんの椅子に神妙な顔をして腰掛けていた!!。「ありゃ、メンバーみたい?」~声をかけようかしらと思いましたが、人違いだったら失礼だし・・・と思いそのまま通り過ぎました。そう、その男性こそが、やっぱり「カリウ」でした。一人で佐世保駅前を散策してたんです・・・。
ステージが終わって、そのまま舞台からロビーへとなだれ込みつつ演奏が続くという、奇想天外で愉快な公演でした。会場(中ホール)のロビー内、すぐ目の前で繰り広げられる辻芸のようなパフォーマンスも味わえて大満足でした。カリウにお願いして、一緒に写真を撮らせてもらった時に「靴を磨いてもらっていましたね。」ってお話したら(英語が通じたみたい)ピッカピカの黒い靴にちらりと目をやりながら、「ウィ!」そして、「にっこり!!」ってとびきり素敵なあの笑顔を向けてくれました。
「③Balada Conducatorolui」はライブで観るまでは、ギギギギー音が"ぎゃあ゛ー"なので、しばしば飛ばして聴いていました。でも、実際の滑稽な音出しを見てしまったら、ありゃま・・・ノイズ系がお気に入りの音になってしまった・・・きっと、ロマ・マジックです。
「⑫Tureasca」は、クロノス・クァルテットの『Kronos Caravan クロノス・キャラバン 』 に収録されていて、このクロノスと一緒に演奏している「⑤Turceasca(Turkish Song)」と聞き比べてみた時、彼らの力強い躍動感に満ちた演奏に底抜けともいえるパワーを確認・・・。
クロノス版は、控えめなタラフの演奏がまたいい!! エレガントな爽快さも漂って・・・。
Anghel"Caliu"Gheorgheとカリウの名前が一番上にクレジットされて・・・。しばらく(何年も)気がつかないままでした(恥)。
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