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東京タワーでザッパと逢う [音楽雑感]

今から20数年前、神谷町駅から程近い古い寺院の隣にあるビルの会社で、単発のお仕事をしたことがありました。帰路の坂道から東京タワーが見えていましたが近年、高いビルが立ち並びその姿もすっかり見えなくなりました。

東京タワーまで歩いて15分くらいの宿泊先ホテル。過去2回ここのホテルにお泊りしたものの、東京タワーまでお散歩することもなく。当然ザッパ(蝋人形)と逢うこともなかったのですが、上京間近な8月に入り、夜間営業のことを調べてみたら、なーーんと、9月1日で閉館すると!! 「じぇ、じぇじぇー」、という訳で、三度目の正直で行ってきました。親友からは、「蝋人形館なんて、修学旅行で行ったじゃない!?」と呆れられる始末。今日日(きょうび)、スカイツリーより東京タワーですがー何かーっ!?

ところで、東京タワー見物に行くと話したら、心強い助っ人(同伴者)が登場してくれまして、都内某所でのライブ観戦前にいざ出陣と相成りました。ザッパ家のベビーシッター兼お手伝いさんで、GTOsのメンバーだったMiss Christineのかつてのボーイフレンドであった御仁のライブの前に、ここを訪れてしまうという図もなかなかなもの。そのうえ、同伴者であるH嬢さまが、ライブのスターである彼のTシャツを身につけていたのですから!!(爆)。

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フランク・ザッパ、【Hot Rats】ジャケットデザイン*ロック・バンド・アーティスト・TシャツFrank Zappa / Hot Rats Tee

Tシャツといえば、一昨年買った「Hot Rats」のTシャツ。未着用ゆえ、これを彼のライブに着て行ったら?!と悪乗り良人が申しておりましたが、「そんなっ!できましぇーーん」。ちなみに、蝋人形館の出口にある売店にて、たまたま彼がプロデュースした1970年代に一世を風靡したバンドのTシャツを見つけ購入してしまいました!!。パープル色のロゴ(意訳:個性派(人格)の危機)が飛び切り目立つカッコよさ。でもバンドを知らない人が見たら、ぱっと見「ロッキー・ホラー・ショー?」かも(ワハハー)。

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修学旅行で蝋人形館に入ったことなど、すっかり忘れていた私でしたが、『最後の晩餐』の前に立って「ありゃ!」と思い出しました・・・これ見たわ!。ジミ・ヘンドリックスのブースの隣に「地味変(ジミヘン)」に存在する「のぞき穴」。その名も「中世の拷問」。よくよく思い出してみると、江戸時代の石抱きなどの拷問・・・蝋人形を直に(のぞき穴ではなく)見たっけ!?・・・そりゃーもう、テレビ東京の社屋が東京タワーのお膝元にあった頃のことだからですわね(東京12チャンネル!)。

ところで、ザッパ蝋人形とは、もう逢えないのかしら?と思っていたら、昨日のA新聞に館長さんが『ロック博物館』なるものを今年中にオープンさせるという嬉しいお話が掲載されていました。この先、心おきなくザッパとの逢瀬を楽しむことができるのですね(ウフフです)。


タグ:The GTOs Zappa
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☆"プログレッシブ・ロック"と"ンバラ"☆"フィンランド"と"セネガル" [音楽雑感]

アキ・カウリスマキ監督の映画[映画]『ル・アーヴルの靴みがき』で流れる曲

『Hasse Walli & Asamaan』

『Jambaar(Heroes)』


歌手は、Meissa Niang~ニャンさん。ちょいと荒削りながらも、歌唱力がありますニャン。

Hasse Walli & Asamaan~『Chey!セネガルのお嬢さん[ぴかぴか(新しい)](意訳)』という愉快な曲

スコンスコンと響くタマの太鼓音が、たまりましぇぇーん[るんるん]

そして、可愛いセネガルのお嬢さんたちの踊りが、格好いいですっ!!

このハッセ・ヴァリという白人のオジサン。調べてみたらば、フィンランド人で、あの『Wigwam~ウィグワム』の前身バンドである『Blues Section』をマンス・グランドストロエムと結成した人。のちに、袂を分かつこととなるマンスが『ウィグアム』のメンバーとなったってことだけど・・・。どうやら、ハッセさんは『Dakar Sound & Afro-Line』を、いち早くフィンランドに持ち込んだという御仁のようです・・・。

その昔、『プログレッシブ・ロック』好き少女だった私としては、「ニャニ!」と、セネガルの『ンバラ』と強引に結び付け、嬉々としてしまった~[るんるん]。アキ・カウリスマキと同郷のハッセとのつながりも、頷けなくもないし。ウィグワムも、もちろん嫌いじゃなかったんだろうなぁと、思います。とかいって、ウィグアムのことは、北欧のバンドという記憶しかなくて、フィンランドだったんだーー!って想い出したんですけどね(汗)。

Wigwanといえば、 Nuclear Nightclub 『夜の原子核倶楽部』~  Nuclear Nightclub

『~Do Or Die~伸るか反るか(意訳)[るんるん] 


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R.I.P.Toyo Nakamura [音楽雑感]

中村とうよう氏がお亡くなりになってから、一週間が経ちました。

訃報を知ったあと、私が、中村とうよう氏を初めてお見かけしたのは、1988年1月に厚生年金会館で行われた彼の(かつて、このように表紙を飾った)コンサートだったことを思い出しました・・・。

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その後、某レコード店が渋谷に開店した当日や、コンサートの会場や司会などで何度かお姿を・・・。初めてお見かけしたときは、孤高な方という印象を強く受けましたが、「インドネシア音楽祭」の司会をなさった時は、もし次回お会いする機会があったら、お話をしてみたいなと思いました。

カトリックの聖職者が独身なのは、配偶者の存在が神様より大きくなるからだといわれ、神と結婚したというように、中村とうよう氏もまた、精神的な婚姻関係を結んだ相手が音楽であり、音楽というHome(故郷)を愛し、Home(安息地)を求め、Home(家族)を築き上げて、全身全霊で愛する音楽の布教活動をなさったように思えます。そして、そのご生涯は、「音楽への殉教」ともとれました。勝手な解釈ですが、私の中では殉教者的な存在になっています。

どうぞ、安らかにお眠りください。たくさんの感謝をこめて、ありがとうございました。


Ride Your Pony [音楽雑感]

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気分は、いつだってカウガール

日本製で、女性用。牛柄にも見えるカウボーイ・ハット。 数年前、阿蘇・カントリー・ゴールド行くとき用として、買ったんだけど・・・。長年クローゼット入り。昨年やっと、牧場へ遊びに行ったとき、到着してから被って、お馬さん達と一緒に写真を撮りました。街中じゃ、ちょっと被って歩けませんなぁ。(あはは~)。

ところで、映画「トゥルー・グリット」で日本語字幕は、「ムスタング」だったんだけど、しっかり「Pony」と何度か聞き取れました。

小型馬の「ポニー」。小学校一年生の春に、遊園地を併設していた高原でポニーに乗ったのが、私の乗馬初体験。 周りの景色がすっかり変わって、楽しくてもう一周、園内を回りたかったことは今でもよく覚えています。

そして、『Ride Your Pony』という楽しい曲を知ったのは、ジョージィ・フェイムの『20ビート・クラッシックス』でした。

20 Beat Classics

絶妙な「下手ウマ加減」が、ジョージィ・フェイムの歌の最大の魅力!!だと、思います。

後に、動く「リー・ドーシー」を見てしまったら、ビックリ&衝撃のあまり・・・口が半開きになってしまった・・・~「エグイ!!」。


Grammy Awards [音楽雑感]

本年度の「Grammy Awards Winners」の発表があって、受賞者に日本人の名前が4人挙がっていると大騒ぎですね・・・・。日本だとさながら、レコード大賞や紅白歌合戦みたいな類なんだろうと思っていた私。「へーーー、凄いことなのかしら?。」「受賞でギャラが大幅にアップ?」とか位の想像しかできない・・・。賞とは、あまり縁のない人達の音楽が好きだからかも・・・。

アメリカの音楽業界もCDが売れなくなっているから、自国を対象にするより、儲かりそうな日本の市場に目を向けてきたのかな?なんて勘ぐってしまいそうになりました。

グラミー賞の各部門って「109[ぴかぴか(新しい)]」もあって(人間の煩悩より一つ多い!)、アカデミー賞と並ぶ単なる巨大なお祭り騒ぎのパーティって感じも否めない。レコード会社の回り持ち受賞なんてこともありそうな・・・?

でも、メディアでグラミー賞にノミネートされたバンドや歌手の特集があったりして、聴いた事のない歌手の名前や歌を見たり、耳にしたりするので、それはそれで楽しい。

とあるラジオ番組で「Best Comtemporary Folk Album」部門にノミネートされていた「The Age Of Miracles~ Age of Miracles 」の紹介があって、アルバムから一曲かけられました。その曲(意訳:「外した指輪を・・・」)が、Nick Loweの「意訳:大英帝国の薔薇」にメロディーがよく似ていて、 間奏の部分がそのままみたいに聴こえてしまうので、私はすっかり、参ってしまいました。

ところが、『まだまだ甘いぜ、"The Rose Of England"のイントロ部によく似た曲がある!』と相棒から物言いをつけられて・・・。

Rose of England 格好いいテキサス野郎(Bobby Fuller)が歌う、13曲めの「意訳:法との戦い」。私としたことが・・・結局、またしても詰めが甘かったようです。

Shakedown

Shakedown

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Del-Fi Records
  • 発売日: 1996/10/15
  • メディア: CD
 
 
 
ところで、「法との戦い(I Fought The Law)」は、The Clashが歌っていたりして、パンク系が流行っていた当時に、よく耳にしていた曲。元々は、「The Crickets」なので、それを辿って聴いてゆくと、かの曲(「外した指輪を・・・」)とは全然、似ても似つかなくなってしまう・・・。
 
Age of Miracles
グラミー賞にまつわる話題のなかで、Mary Chapin Carpenterは、今回は賞をのがしたものの、今までグラミー賞5冠という実力派であることや、11歳から13歳まで日本に住んでいたということ。そして、その正統かつタイトで、しなやかな素晴らしい歌声を知ることができました・・・。クリソツ疑惑から端を発して。  
 

タグ:グラミー賞

ロックスターと聖骸布 [音楽雑感]

年の瀬の全国紙上、国際面(12月29日付)に、フランク・ザッパの記念像についての記事が載っていて、「あれっ!?」て感じでした。『品格なんていらねぇ』という過激ともいえるタイトルで・・・。ボルチモア市民のザッパに対する評価が「天才」と「変態」に二分されているとか。

12月4日はザッパのご命日で、21日は彼の誕生日。そして、17日に、かつて朋友(?)であったキャプテン・ビーフハートことドン・ヴァン・ヴリート氏が69歳でお亡くなりになった・・・。でも、どうしてこの時期かしら?というのが正直な感想・・・。(年末で、めぼしい記事がなくて、数ヶ月前にボツだったものを取り上げたのかしら?とも・・・シツレイながら。)

ところで、あのイエズス・キリストのものとされている「聖骸布」、そのお顔を見るたびに、「ZAPPAだわぁ・・・」と思ってしまう私です。(聖骸布を知った、高校生の時からですね~。)

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 《イエズス様になぞらえられやすい?ザッパ》

5年位前に「マリリン・モンローとエルヴィス・プレスリー展」が、百貨店のギャラリーで開催されました。その時、目にしたもので、特に印象に残っているのが、エルヴィスの顔が転写されたかのような布でした。ステージで、彼が汗を拭ってお顔が?という布・・・おもわず「聖骸布だぁ!?」。

偉大なるロックスターには、イコン(聖像)と聖骸布がよく似合うように思えます。キャプテン・ビーフハートと運命のめぐり会いをしなければ、今の自分はいないという、Miss Pamela(パメラ・デ・バレス)の『ジーザスは最初のロックスター』が、説得力を増し真実味を帯びるかのように・・・。


タグ:Pamela Zappa

彼女は《元祖ダンシング・クイーン》 [音楽雑感]

メインブログで、いくつか神楽の記事を書いている昨今です。

人気のある神楽の演目に、よく登場する暴れん坊な神様~「天照大神」の弟君、「須佐之男命」が好きです。

でも最近は、「岩戸開き』などを見る機会を得て、スサノオちゃんより「天宇津女命(天鈿女命・アメノウズメノミコト)」に大注目[るんるん]

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『天の戸開き』 

のちに、「猿田彦神」の妻となったという、ウズメちゃん。独身時代(?)は、天岩戸の前で露出過剰気味な姿で、ダンス、ダンス、Dance~[るんるん]

見事な踊りを披露した女神さまは、日本最古の・・・いわば、《元祖ダンシング・クイーン[ぴかぴか(新しい)]》ではないかしら・・・。

地元の祭囃子と神楽の大太鼓は、短いバチを使用。神楽では、大太鼓側面の鋲部分の打ちや床面に置いた板をパーカッションにして叩いたりと、独特のダンシング・ビートあり。しっかり、ジャパニーズスタイルのセカンドラインを刻んでいます~[るんるん]

「三つ子の魂百まで」・・・と言いますが、子どもの頃から、体に刻まれた音感の影響力って大きいのかもしれない、この太鼓好きは・・・。

ところで、昨年「猫とタマ」というタイトルで「猫は、タマ(太鼓)が好きだ」と・・・書きました。

先日の夏祭り、[猫]にゃんこを連れ(紐でつないで)、お神楽見物にしている方がいらして、猫ちゃんをちょっと観察してみたら~石灯籠の上にぺたりと横たわり、目を閉じて、穏やかな表情で寝てました!! 。やっぱり、猫は、太鼓が大好きみたい!!


R.I.P.Yuji Konno ☆BOYS IN LOVE [音楽雑感]

今野雄二氏の訃報を知ったのは、またしてもTwitter・・・。加藤和彦氏と同じだった。

8月3日の朝、朝刊の紙面を開いたのに、左下にあった「鹿児島県指宿市のショクダイオオコンニャクの花、開花」に目を奪われて、右下の訃報記事に全く気づかなかった。外出先から戻って、Twitterのタイムラインに、あまりにも悲しい知らせが、飛び交っていて、息が詰まりそうになった。

このブログでは今野氏のお名前を過去に(といってもブログを始めて二年に満たない)3回登場させている。私ったら、加藤氏がお亡くなりになったとき、括弧書きで(少女時代の私にとって、今野雄二氏や加藤和彦氏は憧れのタイプの男性でした。)と書いてしまってた。正直な気持ちだったのだけど、今となっては・・・・なんで、こんな風に書いちゃったのかなとも思う・・・。

映画美学校で行われたジョン・ウォーターズのティーチインに参加して、間近にお目にかかれた。これが私には最初で最後、今野氏との出逢いと別れということになってしまった。

私が今野氏に魅かれるきっかけとなったのは、日曜日の午後7時から放送されていた、資生堂提供の番組(タイトルが、はっきりと思い出せない)を見てからだった。柔らかい物腰、軽快で洒脱な喋り方が素敵な、大人の男性だったから・・・。

『サンデー花椿は、今晩発売でぇーーーす[るんるん]」というコーナーに出演なさっていたので、毎週欠かさず見ていた。その中に 『ミス・ティーン・コンテスト』なるものがあって、ティーンに少し満たない年齢にもかかわらず、今野さんに会うために、出場したいと本気で思っていた。出場すると、スクール水着に白いハイヒール姿みたいな審査があり、ハムスターをプレゼントされるというものだったと思う。姉は、「こんな子より、アンタの方が可愛いよ」などと、そそのかすし・・・。父親からは、「ハムスターなんか、もらってどうするんだ?ネズミだぞ。」という意見もあった。結局、この番組は短期間で終了したと記憶している・・・(古いことで曖昧でもある)。また、ある日の晩のこと、母が階下から「好きな人がテレビに出てるよ」と呼ぶので、階段を転がるように下りて、テレビの前にたどり着いたら、俳優の「沼田爆さん」だったこともある。たしか、刑事もののドラマで、こそ泥系の犯罪者の役だった・・・。ぜんぜん似てないと思うんだけど。

ところで、我が家には、彼の著書『恋する男たち~BOYS IN LOVE』が二冊ある。一冊は私のもの、そして、もう一冊は伴侶となった良人のもの。 所帯をもってから、各々が持ち込んだ、ほんの数冊のお気に入りの本の中に、同じものが2つあった。『ゴダールの全映画』と、この『BOYS IN LOVE』だ。

昨日、積み重なった年月により、薄茶に着色されてしまった、この本のページをめくり、筆者の"あとがきにかえて"を読み返してみた。

【ぼくの嫌いなものは】~に列挙されたもの・・・"昼前の早起き、打ち合わせのコーヒー、ブルー・ジーンズ・・・・etc。"いちばん最後に・・・「そして何よりも自分のことを書く人間!」とあった。これは、手前味噌を並べる人をさしているのだろうか。それとも、自分自身のことを書くことが苦手という意味なのだろうか。どちらにも解釈できそうだと思った。

『ビッグ・スクリーン・バンケット』の宴は、あまりにも突然に幕引きとなった。泣いたり、笑ったり、時間を忘れそうになるほどの楽しい宴も、いつかは終りを迎えなければいけない・・・。 彼なりの美学というものがあったのかもしれないと、ふと感じた。

色んな憶測の花を咲かせる、心貧しき私たちをごらんになって、ほくそ笑んでいらっしゃるのかもしれない・・・あの優しいまなざしは、忘れない。心より感謝を込めて、ありがとう!!そして、さようなら!。

願わくば、安らかに眠られんことを


タグ:Twitter

東のベベ★西のパメラ [音楽雑感]

ジョン・レノンから命名されたのかしら?という

『レノンメロン』(Lennon Melon)からの"はみだし記事"です。

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この本のベベ・ビュエルのページで、特に印象に残っているところが『ビートルズは恋愛中か恋愛が終わったときに聴く音楽』とBebeが述べている点・・・これ、的を射ているなと思いました。ただし、本が発行された1987年、まだ愛娘Livの父親はS・タイラーと公言されていなかったので彼女に対しては、かなり贔屓目でもありました。

Bebeはさらにこう続けています。ビートルズよりずっと誘惑的なストーンズは『危険性を含んでいたし、普通とはちょっと違うものや不完全なものを探求していたわ』と・・・。当時、小学生の私にとって、ビートルズは、ただ自然に耳にはいってきていた数々の洋楽のヒット曲であり、何ら思い入れすらないのです・・・。でも、ストーンズはランドセルを背負って出鱈目な歌詞を唄いながら通学するくらい、なぜか魅かれるものがありました・・・。

ところで、Bebeより5歳ほど年上で、彼女とほぼ同世代といえるパメラ・デ・バレスのほうは、昨春インターネットのラジオ番組にゲスト出演して、BBA(ビートルズ・バンド・エイド)の『ポール・ガール』と称しているのを聞きました。司会者の女性に「あなたは(ビートルズの中で)何ガールなの?」~『わたしは勿論、ポール・ガールに決まってるでしょ!』~と今もなお、現役ぶりをアピールしていました。もし今度、結婚できるなら、ポール・マッカートニーかボブ・ディランの妻になりたいのよ!とも。

また、オークションでエルビス・プレスリー(使用!?)のトイレット・シート・カバーを入手したとか・・・アボカド・グリーンだけど、たぶん元の色はパープルだっただろうと、傑作なお話もしていました。

伝説のグルーピー (The inside story)  

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この本は横書き。

私にはちょっと読み辛かった。

やっぱり日本語の本は、縦書きがいいな。

Pamelaは、いわゆる美人タイプという顔立ちではないと思う。見るからに人懐こくて、愛くるしい女性。

ラジオでインタビューのやり取りを聞くまでは、都合の悪いことは割愛し、かなり自身を美化して書いてある本では?・・・と思っていました。

ノンフィクションかどうかという真偽や脚色はともかく、かつての時代の寵児~「ヒッピーガール」が綴った青春のかけらが散りばめられた興味深いお話の数々。ともに過ごしたバンドのことだけじゃなくて、親友の家庭が崩壊した理由が、映画『アメリカン・ビューティー』に出てくるようなお話だったりして、なかなか面白い内容でした。

『ジーザスは最初のロック・スター[ぴかぴか(新しい)][ぴかぴか(新しい)]』という自説を展開させるPamela。

それを聞いて「マグダラのマリアもグルーピーの一人ということかしら?」と思いました・・・とても、ユニークで興味をそそられます。

乳がんを罹患したというPamelaですが、「そろそろ5年経過するので一安心だわ。ラッキーなことに、小さな初期のがんをマンモグラフィーで発見できたの。」と闘病をも明るく話していました。ポジティブでとても気さく。そんな好感の持てる性格だから、多くの女性に支持され人気があるのだなと理解できました。それに、すでに還暦を過ぎているお歳にも驚いちゃいます。

『東海岸のベベ 西海岸のパメラ』といわれ、ともにローリング・ストーンズのメンバーとも接点(限定はあえて控えます)のあった二人。Pamelaによると、もちろんBebeとは、反目し合うことなんて全然なくて、『今だに毎年、クリスマスカードを送りあう仲』であるとか・・・。(抜け目がない意味深長な返答と、とれなくもないですが。)

フランク・ザッパのプロデュースで一緒に活躍していたGTO'sのメンバー(7人のうち4人)が、薬の過剰摂取や事故、がんなどの病気でこの世を去っているという哀しい話も知りました・・・だから、"よくぞ生き残ってくれている~生きてるもの勝ち"って感じです!!。

もし、ミスパメラに「何ガール?」と尋ねられたら、「ジョージ・ガール」って答えるかな・・・「My Sweet Load」は大好きな曲。昔、大枚のお小遣いをはたいて、箱入りのLP(3枚組)も買った~その程度でナンですが・・・。

I'm with the Band: Confessions of a Groupie

I'm with the Band: Confessions of a Groupie

  • 作者: Pamela Des Barres
  • 出版社/メーカー: Helter Skelter Publishing
  • 発売日: 2008/02/28
  • メディア: ペーパーバック

GTO's~『フランク・ザッパのフラワーな秘蔵っ子たち』

Singer- Songwriter [音楽雑感]

カナダを代表するシンガー・ソングライターがバンクーバー・冬季オリンピック閉会式にゲスト出演しました!

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ハイ、彼の登場を願う、予想および願望はちゃんとTwitterで、つぶやいておきました。

ブルースハープとギター一本で登場するという格好よさ!そして、曲の終りとともに、ドラマチックに聖火が消えました~この大役を貫禄たっぷりに果たしました。曲が「Four Strong Winds」かな?というのはものの見事にハズレてしましたが、素晴らしい閉会式だったです。

『Long May You Run』~「太陽への旅路」 アナログ盤LPの古きよき時代の名残を感じさせる邦題です・・・。

今回の冬季五輪で、21世紀になった今でも、カナダという国ほど「詩人」や「シンガー・ソングライター」「吟遊詩人」が似合う国はないのでは?と思いました。そして、これから先も素晴らしいシンガー・ソングライターが育ってゆく力強い土壌が、あの広大な大地に根付いているような気がしてなりません。

太陽への旅路

太陽への旅路

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2005/09/21
  • メディア: CD


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